★ ダイビング遠征の報告 目次 ★
メナド 小遠征 報告 (2006年3月版)
by Yoichiro
ダイブマスター修行も2ヶ月が過ぎるとそろそろ娑婆の空気が吸いたくなる。 今回はDragon Nest修行場であるコトック島を離れてマナド遠征。
マナドはスラウェシ島の北部に位置するインドネシア有数のダイビングスポット(ボクはダイビングをはじめて1年半以上も経つのに行ったことがなかったのだ)。
今回のメンバーは、海龍師匠・Big Jennyママ、星雄馬ダイブマスターとヒトミ・ママ夫妻、ダイブマスター修行仲間のYoshi Kさん夫妻、9 M
夫妻、Y子女史とボクの10人。 海龍師匠コンビはともかく、Yoshi Kさんは過去2回マナド遠征を経験済み。
3月30日
いよいよマナドでのダイビング開始。 前日は3-4時間しか睡眠時間がなかったけど楽しむぞ!
ダイブポイントはホテルから1時間離れた「Tanjung Kopi」。 Manado Tua島の近くのポイント。ボートから下を見ると、おーっ! 透明度がコトック島とは全然違う。 下の珊瑚が丸見えじゃないか、ムフフ・・・。 初日のダイビングということで一同若干緊張気味。 でエントリーしてみると流れは全然なく穏やかな海面。 潜降すると、おーっ、すごい透明度30m以上ある!
緩やかなカレントになりセミ・ドリフトダイブ。
(編集者註; 嘘です。 完全なアゲインストでした。 ご本人はかなりアドレナリン過多になっていたようですね)
目的地は若干流れがあるけどそこで一旦ストップ。見上げるとバ、バ、バラクーダ。2-30匹はいる。緩やかなカレントの中でホバーリングしてる。
そして前を見るとナ、ナ、ナポレオンフィッシュ (ボクはナポレオンは初めてです)。 いやー いいダイビングでした。 (本当はそのすぐ下で
サメがグルグル廻っていたんですって・・・でもボクは見てないけど、まっ いいか!)
2本目は「Mandorin」ポイント。 ドリフトダイブの予定が…あれ?ながれが逆だ。 頑張ってるのになんだか前に進まない。 周りをみるとほかのメンバーも苦労してるみたいだ。 こんなときはウォール近くにいなきゃいけないのに…ボクのバディのY女史に上手く伝わってないようだ。 この辺のバランスは難しい(事前の打合せが肝要)。 流れが逆だったので途中で方向転換しました。 途中でなんだか大きな魚(?)を見かけたけど、数秒だったのでなんだか分からなかった。 Yoshi
Kさんと「マグロ」かな?と話してたけどビデオを見た海龍師匠曰く「あの泳ぎ方はマグロじゃないよ」。 あれはなんだったんだろう?
3本目は「Fukui」ポイント。水底に色々なポイントが沈めてある。
色々なサンゴを一回りして戻ってきました。
(編集者註: あれは国連のナントカ機関が主催したさんご礁オブザベーション・プロジェクトで沈めた造礁用のセラミック)
3月31日
ボクは朝6時過ぎから急速に体調が悪化。 お腹の中に菌が入ったみたい。 9時半頃までベッドの上で悶絶してました。 体調管理はしっかりしましょう。 皆は
なんと深度8mでバラクーダの群を堪能したり、沈船に潜ったりして楽しんでいたそうなのです…

くっ、くっ・・・
くやし〜い・・・ !!!
だけど、体調の悪いときにダイビングをしないという決断も重要です!
結局この日は5時くらいまで寝てました。
けどナイトダイブはしっかりやりました。 Resort前のポイント。ナイトダイブでお馴染みのイカ・カニ・エビとしっかり遭遇しました。
4月1日
よし体調も随分回復してきたし今日は思いっきり潜るぞ!っと気合をいれて集合場所にいくと一同浮かない顔。 Yoshi
Kさんの会社から翌日、ジャカルタ空港にて「テロ」の可能性があるとのSMSが・・・。 今日のダイブをやめて帰るか…なんて深刻な議論が・・・。 師匠は明日帰れなかったら、明後日に帰ればいいじゃん!なんてノー天気なことを言ってるし。
実は次のダイブはボクの記念すべき100本ダイブ! 昨日は腹痛、今日はテロ情報、ボクの100本ダイブは永遠に達成されないのぉ・・・?!。
でも結局行くことになったけどね。
(後日知ったのだが、実はボク以外の全員がグルで からかっていたのに、ボクがあまりにも真面目に受け止めているんで
嘘だと言えなくなっちゃったらしいのだ)
本日の1本目は「Popo
IIIポイント」。 潜降は13m付近の砂地。 そこから出発し最大深度は27-28m(そこが面白いのに行けなかった(行かなかった)残念)。その後は5-6mの浅場を散策。 100本目のダイブの割にはあまり大物にあえず。岩場付近でツムブリが数匹ささやかに祝ってくれました。
右の写真は恒例の100本化粧?をほどこされたEN直前のボクです。
そして2本目は「Popo
II」。 深度10m付近の浅場を中心に回遊。 砂地ばっかりで何も見えないと思ってたら結構いるもんだー。 散在するイソギンチャクの集落にはクマノミの群集が。(師匠はクマノミをからかっていたら、凶暴なクマノミに噛み付かれました。グローブをしていなかったので かなり痛かったそうです) ひとつのイソギンチャクには数十匹のクマノミがいる! こんなのははじめてた(場所によって色々な楽しみかたがあるんだなー)。
今回のメインイベントはジャイアントシーホース。 隊長
体長は 10-15cmくらい。真っ白なでかい奴! これがうわさに聞くジャイアントシーホースか。やった!
今回のダイビングではガイドは一生懸命色々なものを探してる。彼はどんぶらこーと流れに乗ってするすると進む。
それにそって御一行もついて行く。 あれ? 何も見つからないようだ。 さーって帰るとするか。 あれ? 意外に流れが強い。 みんな苦労してるみたいだ。 みんな頑張れ!(うーむ、ガイドについていくだけが正しいのではないのかな?)。最後は海底芝生地帯でのんびりとしてました。
★ Yoichiro's ダイブマスター修行奮闘記 より 転載 ★
